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大腸憩室炎

大腸憩室炎とは

 

大腸憩室炎(憩室炎)はあまり聞きなれない病名かもしれません。

しかし症状が出ないだけで知らないうちに憩室ができている人もいます。

 

憩室とは大腸に出来た袋状のくぼみのことで、憩室自体は特に問題ありません。

しかしそこに菌が入り炎症を起こすと憩室炎となります。

 

憩室は一つだけでなく大腸のいたるところにできる可能性がありますが、割合多いのが上行結腸(右腹部)とS字結腸です。

上行結腸は右腹部の盲腸と同じようなところが痛くなり間違われる場合があります。

また、S字結腸は左下腹部に痛みが出て、特に穴が空きやすく血圧低下などの重症になることがあるので注意が必要です。

 

憩室炎の原因

 

原因としては先天性と後天性があり、後天性は牽引性と圧出性があります。

・牽引性

牽引性は腸管の外(腸壁の近く)で炎症が起き外側に引っ張られてできるもの。

 

・圧出性

腸管の中からの圧力でできるもの。

便秘の人はいきんで排便することが多く、腹圧がかかりやすいので憩室になりやすい。

 

 

憩室炎の症状

・腹痛

・微熱

・患部を押さえると痛みがある

・腹部膨満感

 

中には出血がある場合、血便が出る場合もあります。

 

進行すると穿孔(穴が空く)やそれによる腹膜炎、狭窄による腸閉塞、周囲の臓器へ穴が空き通じる瘻孔形成をしてしまうなど中には命にかかわることもあります。

 

 

憩室炎の治療法

基本的には保存的治療になり、軽度の場合は内服の抗生物質で帰宅できますが、基本的には入院での絶食と点滴になります。

入院は最低5日くらいからで個人差があります。

 

約25%の確率で再発します。

狭窄症など重症化すると手術になり、出血の多い場合も内視鏡でのクリップ法で止血します。

 

最後に

今回、盲腸の診断からセカンドオピニオンで憩室炎だったことがわかりました。

 

憩室炎の予防には便秘をしないのが一番とのこと。

便秘予防のためにも水溶性食物繊維をとるなど食事、水分補給、適度な運動、基礎体温を上げることを心がけるといいですね。

 

 

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