インプットよりアウトプット
知識を高めるためにはインプットが必要ですが、
一番大切なのはインプットしたことをアウトプットすることです。
【どれだけ記憶に定着させるか。】
本屋・インターネット・人から聞くといった見聞きで得た知識を
その時は「ふむふむ」とわかったつもりでいるのですが、
それをアウトプットしていかないと知識として記憶に残ることは
ほぼ難しいのではないでしょうか。
よほど印象的だったりしないとしばらくすると忘れていることの方が多いはずです。
記憶向上のポイント
1なんども思い出す
2書く、話す(声に出す)
1 なんども思い出す。
記憶の種類は感覚記憶・短期記憶・長期記憶の3つに分けられます。
記憶の種類の中で長期記憶に残ってくれるといいのですが、そこにたどり着くまでに記憶の状態での想起をくり返す必要があります。
想起とは「なんども思い出す」という作業です。
記憶の状態は「記銘・保持・想起」があり、思い出すという作業をしないで10のことを頭に入れたつもりでいるよりも、5つをくり返し想起しながらノートにまとめたり、人に伝えたりする方がより記憶に残ります。
記憶向上のポイントとしては短期記憶で想起を繰り返すことによって長期記憶へと貯蔵されます。
覚えたはずなのにいつの間にか忘れてしまっているのは短期記憶の場合が多いです。
認知症の人が昔のことだけは覚えていたりしますが、それは長期記憶として残っているからです。
2書く、話す(声に出す)
アウトプットする時に人は書く、話すといった筋肉を使う動きをします。
記憶向上のポイントで想起(思い出す)を繰り返すと言いましたが、記憶向上させるためには運動性記憶を一緒に行うとより効果的です。
運動性記憶とは体の動かし方を覚えることです。
筋肉や腱を使うと脳の運動連合も働き、多くの神経細胞が働くことで記憶しやすくなる。という流れです。
反射的に動くといってもいいのでしょうか。
自転車に乗る、字を書く、タイピングなど。
例えば何年も乗っていない自転車に普通に乗れるのも運動性記憶のおかげです。
体が覚えているので、考えたりしなくても無意識にできてしまうんですね。
漢字もそうです。自分の名前など覚えた漢字をわざわざ一文字一文字思い出しながら書いたりしないですよね。
最後に
簡単に言うとただ知識を詰め込んでも話す、書く、思い出すといったアウトプットの行動を取らないと記憶に残らないと言う話です。
他にも環境刺激や知的好奇心、主体性なども記憶のキーポイントになるものがありますが、今日はこの辺で。